今日もテンサヨンで乗り切るよぉーっ!
「ここか・・・」
自動ドアが開き、中に入っていく。
「先へお進みください」
案内に従って進んでいく。そこでは男たちが鏡を無心で眺めていた。
その中には奴らもいた。
僕も儀式を終え、つかの間の休息・・・
奴らは、「イクって何?」「犬飼いたい、犬飼いたいけど猫飼いたい」
などの議論を交し合っていた。
時間は過ぎ、僕達はガウンを着せられ、儀式を終えた男達が座っている場所に
辿り着いた。
僕達も、彼らに見習い座ってみる。
すると、奥から薄着の若い女性が現れ「125番の方はいらっしゃいますか?」と
呼びかけ、「125番」らしき男と一緒に奥へと消えていった。
僕達は意味がわからず、ふと自分の鍵を調べてみる。
そこには「064」という数字とバーコードが。
「そうか、さっきの番号はこれのことだ!」
僕達は若い女性に呼ばれる淡い期待を抱きながら、次々と奥へ消えていく男を
ただ、見つめていた。
しかし、一向に僕達の番号は呼ばれることは無く、時間だけが過ぎていく。
「このままでは駄目だ」
そう呟いて、カツ丼を頼んだ。
15分ほど待たされたカツ丼は非常においしかった。
カツ丼も食い終わり、辺りに糞尿の匂いが充満してきたので、
「そろそろ行くか」
そう皆に伝え、立ち上がった。
軽い目眩を感じたが、アラレちゃんのものまねでロッカーに向かって走った。
⊂二( ^ω^)⊃キーン
着替えを終え、レジへ向かう。
「領収書をお願いします」
「お名前は?」
「あ、結構ですよ、空白で」
「畏まりました」
領収書にはこう書かれていた。
ホテル
ニュージャパン
サウナ