今日もテンサヨンで乗り切るよぉーっ!

hi-jin-syaccho2005-10-12

「ここか・・・」
 
自動ドアが開き、中に入っていく。

 
「先へお進みください」
案内に従って進んでいく。そこでは男たちが鏡を無心で眺めていた。
その中には奴らもいた。
 
僕も儀式を終え、つかの間の休息・・・
 
奴らは、「イクって何?」「犬飼いたい、犬飼いたいけど猫飼いたい」
などの議論を交し合っていた。
 
時間は過ぎ、僕達はガウンを着せられ、儀式を終えた男達が座っている場所に
辿り着いた。
 
僕達も、彼らに見習い座ってみる。
 
すると、奥から薄着の若い女性が現れ「125番の方はいらっしゃいますか?」と
呼びかけ、「125番」らしき男と一緒に奥へと消えていった。
 
僕達は意味がわからず、ふと自分の鍵を調べてみる。
そこには「064」という数字とバーコードが。
 
「そうか、さっきの番号はこれのことだ!」
僕達は若い女性に呼ばれる淡い期待を抱きながら、次々と奥へ消えていく男を
ただ、見つめていた。
 
しかし、一向に僕達の番号は呼ばれることは無く、時間だけが過ぎていく。
 
「このままでは駄目だ」
 
そう呟いて、カツ丼を頼んだ。
 
15分ほど待たされたカツ丼は非常においしかった。
 
カツ丼も食い終わり、辺りに糞尿の匂いが充満してきたので、
 
「そろそろ行くか」
 
そう皆に伝え、立ち上がった。
 
軽い目眩を感じたが、アラレちゃんのものまねでロッカーに向かって走った。
 
⊂二( ^ω^)⊃キーン
 
着替えを終え、レジへ向かう。
 
「領収書をお願いします」
 
「お名前は?」
 
「あ、結構ですよ、空白で」
 
「畏まりました」
 
領収書にはこう書かれていた。
 
ホテル
 
ニュージャパン
 
サウナ